Zed /

v1.2.3

このバージョンには破壊的変更が含まれています
4 ハイライト
6 AI・エージェント機能
3 Git・バージョン管理
13 機能追加
2 破壊的変更
19 主なバグ修正

ハイライト

エージェントの編集がディスク上の変更に強くなる

LLM のエディットツールが、対象テキストがまだ一致する限りディスク上でファイルが変更されていてもエディットを適用できるようになった。エディタ外でフォーマッタが走った直後や、別ツールがファイルを書き換えた後でもエージェントの編集が中断されにくくなる

Git Graph がリモートブランチに対応

Git Graph ビューがリモートブランチに対応した。ローカルにチェックアウトしていない上流ブランチや他者の作業ブランチを Zed の Git Graph 上で参照できるため、別ツールに切り替えずにブランチの履歴比較やレビューが完結する

プロジェクトパネルから任意のフォルダの履歴を開ける

プロジェクトパネルのフォルダおよびプロジェクトルートのコンテキストメニューに View History が追加された。サブディレクトリ単位で Git 履歴を絞り込んで開けるため、大規模リポジトリの特定モジュールの変更履歴調査が大幅に効率化する

macOS 暗テーマでの文字描画が鮮明に

macOS 上、特にダークテーマでの文字描画クラリティが改善された。Retina ディスプレイでの細かい文字のにじみが軽減されるため、長時間のコードリーディングでの目の負担が減る

AI・エージェント機能

  • ACP の External Agent 設定に、実行中エージェントのバージョン表示を追加 (#55824)
  • Mistral プロバイダーに Ministral 3 系モデルを追加。非推奨モデルは削除 (#55443)
  • Bedrock 経由の Anthropic モデルが常に 1M コンテキストウィンドウを使用するように変更 (#56201)

エージェント編集の信頼性とトークン効率を改善

LLM がファイルを編集する処理の信頼性が向上し、同時に編集にかかるトークン使用量も削減された。複数ファイルにまたがる大規模リファクタリングを依頼した際の成功率とコストの両方が改善する

MCP の最新仕様 2025-11-25 に対応

MCP(Model Context Protocol)の最新バージョン 2025-11-25 をサポート。新しい仕様の MCP サーバーやツールがそのまま接続できるようになる

エージェントのターミナルツールが git を扱う際の挙動を改善

Zed Agent のターミナルツールが、git コマンドを実行する際に --no-pagerGIT_EDITOR をより一貫して使うようになった。エージェント実行中に git log でページャが立ち上がりプロンプトが止まる事故が起きにくくなる

Git・バージョン管理

  • Git Graph の行に対するコンテキストメニューを追加 (#55720)
  • git::ToggleFillCommitEditor アクションを追加。Git パネルの縦方向を埋めるようにコミットエディタを拡張できる (#55043)
  • コミットビューからプロジェクトファイルへジャンプする導線を追加 (#55088)

機能追加

  • ターミナルでパスをペーストする機能を追加 (#48222)
  • Helix/Vim の Git Graph 上での Ctrl-U / Ctrl-D による半ページスクロールに対応 (#55506)
  • Linux でフォント埋め込みビットマップの利用に対応 (#55202)
  • バッファ検索の Replace All のパフォーマンスを改善 (#51941)
  • 設定ウィンドウ全体のパフォーマンスを改善 (#56093)
  • BGR サブピクセル配置のテキストレンダリングに対応 (#55174)
  • 設定 UI のルートナビバー項目をダブルクリックで折り畳めるように改善 (#55526)
  • 改行コード切り替えボタンを設定 UI に追加 (#55707)
  • macOS で .dmg 内から Zed を起動した際に /Applications への移動を促すプロンプトを追加 (#54719)
  • Linux で GPU 復旧時のクラッシュ率を低減 (#55343)

コマンドパレットから直接 Base64 変換

editor: convert to base64editor: convert from base64 アクションがコマンドパレットに追加された。トークン解析や認証ヘッダの整形などで Base64 化が必要になった場面で、別ツールを開かずに選択範囲だけ即座に変換できる

プロジェクトを別ウィンドウで開き直す

Recent Projects モーダルに「現在開いているプロジェクトを新規ウィンドウに移動する」操作が追加された。ワークスペース構成を再構築せずに別ウィンドウへ切り出せるため、マルチモニター環境での作業整理が容易になる

Go to definition のスクロール戦略に preserve を追加

go_to_definition_scroll_strategy の選択肢として preserve が追加された。定義ジャンプ後もカーソルがビューポート内の同じ縦位置に留まるため、ジャンプ前のメンタルマップを失わずに参照先を確認できる

破壊的変更

Vercel v0 プロバイダーを削除

Vercel 側で v0 プロバイダーが廃止されたことに伴い、エージェントから Vercel v0 プロバイダーが削除された。settings.jsonvercel_v0 を参照していた場合は別のプロバイダーへ移行する必要がある

Ruby ファイルで fuzzy-ruby-server をデフォルト無効化

Ruby ファイルに対する fuzzy-ruby-server がデフォルトで無効化された。意図的に利用していた場合は LSP 設定で明示的に有効化する必要がある

主なバグ修正

  • ツール呼び出し権限チェックを改善し、$(($(curl example.com))) のような Bash 算術展開にネストしたコマンドも検出可能に (#54690)
  • エージェントパネルの Send ボタンが空白文字だけの入力で有効化されてしまう問題を修正 (#55530)
  • Cargo.toml の内容が不正な Rust プロジェクトで Run Debugger がサイレント失敗していた問題を修正。エラーが報告されるようになった (#52439)
  • Git のリモートブランチをデフォルトブランチ起点で作成する処理を修正 (#55387)
  • Git Graph のファイル diff ビューで、別ファイルがすでに開いている場合に誤ったファイルが開かれる問題を修正 (#55595)
  • Git パネルのコミットメッセージエディタが buffer_font_size を無視していた問題を修正 (#55233)
  • read_file ツールがディレクトリパスを渡された際に役立つエラーメッセージを返さなかった問題を修正。list_directory を案内するようになった (#54303)
  • WSL リモートプロジェクトで Windows から Git ワークツリーを作成できない問題を修正 (#55486)
  • Wayland 環境でのグラフィック破損を修正 (#54214)
  • 蓄積していた MCP サーバーのゾンビプロセスが残り続ける問題を修正 (#54793)
  • Windows で設定ウィンドウを閉じた際のクラッシュを修正
  • Windows iGPU で GPU ロスト・復旧時のクラッシュを修正 (#56035)
  • コードレンズの装飾がエディタビューポート外まで描画される問題を修正 (#56549)
  • Helix モードで未レイアウト時にモーションを起動した際の稀なパニックを修正 (#55816)
  • acp_thread 内の絶対パス参照で :line #Lline 形式が正しく開けるように修正 (#53229)
  • エージェントツール権限パターンでダッシュが不要にエスケープされていた問題を修正 (#51603)
  • Windows の cmd.exe タスクが Python 仮想環境を選択した状態で失敗していた問題を修正 (#55531)
  • micromamba の PowerShell アクティベーションを修正 (#55643)
  • ログインシェルが環境変数を出力した後に非ゼロ終了する場合のシェル環境読み込みを修正 (#55175)