ハイライト
アイドル時の自動コンパクションでキャッシュ切れ前にコンテキストを圧縮
20万トークンを超える会話を約54分放置すると、1時間のプロンプトキャッシュが切れる前に自動でコンパクションが走るようになった。次にメッセージを送ったときに大きな文脈を再処理せずに済むため、長時間放置しがちな会話でも無駄なコストと待ち時間を抑えられる。CLAUDE_CODE_IDLE_COMPACT_MIN_TOKENS で閾値を変更でき、settings.jsonの "idleCompaction": false で無効化も可能(いずれもv2.1.290以降が必要)。
MCPの許可ルールがサーバー名の前方一致で誤爆しないように変更
mcp__a という許可ルールが、別のサーバー a__b まで許可してしまっていた挙動が修正された。今後はルールが指すサーバーだけに適用されるため、mcp__<サーバーの正規化名全体>__* の形で明示的に書く必要がある。意図せず広い範囲のMCPサーバーを許可していた設定は、この変更で許可が外れる可能性がある。
機能追加
claude plugin evalに--disallow-toolsを追加。Agentなど特定の組み込みツールをeval実行から除外できるように/usageの警告対象をmax effort・Workflow・常時有効なコンテキスト・大きなツール結果にも拡大
ファイルメンションを内容ではなくパスだけ共有できるように
CLAUDE_CODE_DISABLE_FILE_MENTIONS を設定すると、@でのファイルメンションがファイルの中身ではなくパスだけをClaudeに渡すようになり、Claude自身のファイルツールで読み込む形に変わる。大きなファイルをメンションしつつコンテキスト消費を抑えたい場合に使える。
エージェントビューで新規セッションの既定値をその場で切り替え
エージェントビューに /effort と /fast が追加され、新しく始めるセッションの実行効果や高速モードをすぐに設定できるようになった。引数なしで /model /effort /fast を実行するとピッカーが開く。
破壊的変更
MCPサーバーの許可・拒否ルールが名前の完全一致で判定されるように
上記ハイライトの通り、mcp__<server> ルールは対象サーバー名に __ が含まれる場合に誤って別サーバーまで許可・拒否してしまうことがあった。今回の修正でサーバーの正規化名全体に対して判定されるようになったため、mcp__a__* のような省略形に依存していた許可設定は、意図した範囲に収まるよう書き直す必要がある。同様に、エージェントの tools: リストも名前に __ を含むMCPサーバーを指定する際は mcp__<正規化名全体>__* の形式が必要になった。
バグ修正
- Plan modeで、
PreToolUseフックやModフックが書き込みを許可していた場合に、意図せず書き込みが実行されてしまう問題を修正 - WSL2でのサンドボックス化コマンドが
bwrap: Can't mkdirエラーで失敗する問題を修正 - BOM付きUTF-16LEファイルをReadツールで読み込むと文字化けする問題を修正
/usageやステータスラインで使用率が100%を超えて表示されることがある問題を修正- MCPサーバーが通知への応答を終了しない場合、HTTP経由のMCP接続が30秒ハングして失敗する問題を修正
--debug/--debug-fileでのデバッグログ出力時にメモリが際限なく増加する問題、およびログの書き込み先がディスク・ネットワークマウントで書き込み不能になった際に終了時にハングする問題を修正- ヘッドレス・SDKセッションへ実行中に追加したMCPサーバーが、一部のポリシーチェックより先に接続されてしまう問題を修正。ブロック対象のサーバーは接続せずに失敗として報告されるように
- サンドボックス化されたシェルコマンドが、Claude Codeがサンドボックス外で読み込み実行する
--plugin-dirフォルダに書き込めてしまう問題を修正 - 実行中のModを外部から無効化しても、開いているセッション内で動き続けてしまう問題を修正(ターン間でアンロードされるように)
- 資格情報の一部が、説明なしで起動したエージェントチームメイトのタスク説明に残ってしまう問題を修正
その他の変更
- WebFetchによるページ読み込みの実行効果を、Web検索と同様に呼び出し元のモデル・レベルに合わせる方式に変更
- セッション終了時にバックグラウンドコマンドが停止要求から1.5秒経っても動いている場合、強制終了するように変更(フルスクリーンモードでは従来残り続けることがあった)
UserPromptSubmitフックをスキルやカスタムスラッシュコマンドの展開前に実行するよう変更。フックでプロンプトをブロックすると、埋め込みシェルコマンドの実行も止まるように- [VSCode] セッション切り替え時に未送信のプロンプトと添付ファイルが失われる問題を修正
- [Cloud sessions] 大量の既存出力ファイルが一度に再送されることでメモリが急増し、セッションがクラッシュすることがある問題を修正
